重要文化財 木造十一面観音立像
像高97.8cm、榧材、一木彫成像で、頭上面は当初のものを亡失し、いま残る頂上の如来相ほかの七面も鎌倉未頃の補作と替っている。
像は腰をわずかに左にひねり、右足を踏出して立つ通常の十一面観音立像で、天冠台が低く細かい彫り口、目鼻だちがやさしく童顔をつくるさま、衣文の彫り口がおだやかな点から、その制作は平安後期のものと考えられる。
- 名称
- 木造十一面観音立像(モクゾウジュウイチメンカンノンリュウゾウ)
- 文化財区分
- 重要文化財
- 種別
- 彫刻
- 時代
- 藤原
- 員数
- 1躯
- 管理者
- 安楽寺(アンラクジ)
- 地区
- 明治
- 所在地
- 稲沢市船橋町
- 指定・登録日
-
大正4年8月10日指定
- 昭和8年:保存修理
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