重要文化財 多宝塔(性海寺)
下層は方三間で大面取の角柱、四方に木口縁があり、中央の間は板唐戸を方立に建込む。脇の間は盲連子窓に腰羽目板、組物は和様出三斗に軒支輪があり、中備は彫刻入り蟇股を配する。
上層の外観は12本の円柱で内部は八角、組物は和様四手先で唐様系尾垂木入り斗きょうの間に組天井を張る。白漆喰の亀腹上に唐様平三斗の腰組をもつ高欄がある。軒廻りは上下層とも二重繁垂木、屋根はもと柿葺であったが、今は軒付を柿板積とし、屋根を柿葺形銅板葺とし、上に青銅製の相輪をあげる。
建立年代は建長5年と伝えられるが、様式から室町時代中期の再建とされる。
- 名称
- 多宝塔(タホウトウ)
- 文化財区分
- 重要文化財
- 種別
- 建造物
- 時代
- 室町
- 員数
- 1基
- 管理者
- 性海寺(ショウカイジ)
- 地区
- 稲沢
- 所在地
- 稲沢市大塚南一丁目
- 指定・登録日
-
明治36年4月15日指定
- 昭和42・43年:半解体修理
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