重要文化財 地蔵堂(六角円堂)
六角円堂、屋根は栩葺形式の銅板葺で、頂に鉄造露盤と宝珠を置く。堂の周囲には縁、擬宝珠高欄をめぐらし、三方に石階段六級を設け、登高欄がつく。柱はすべて円柱で身舎は正面に腰板付嵌殺し格子戸で閉ざし、両脇間は桟唐戸を藁座でつり、次の南面は前寄りに片開きの板戸を吊り、後半を竪板貼壁とし、他の二面は横板を落し込む。外陣は化粧屋根で軒は二軒扇垂木。内陣は菱格子天井をはる。露盤には小さい格狭間を入れ、永正7年の陽鋳銘がある。六角堂は全国にも残存するものが少なく、特に中世に遡る唯一の例として貴重である。
なお正面には県文の銅造鰐口が吊され、内陣には重文の鉄造地蔵菩薩立像が安置される。
- 名称
- 地蔵堂(六角円堂) (ジゾウドウ(ロッカクエンドウ))
- 文化財区分
- 重要文化財
- 種別
- 建造物
- 時代
- 室町
- 員数
- 1棟
- 管理者
- 長光寺(チョウコウジ)
- 地区
- 大里東
- 所在地
- 稲沢市六角堂東町三丁目
- 指定・登録日
-
明治39年4月14日指定
- 昭和30年:解体修理
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