県指定文化財 尾張の虫送り行事
尾張の虫送り行事のうち、祖父江で行われる虫送り行事の特徴は、麦ワラで作成される大きな実盛人形にある。当日の日中に、作成される実盛人形は、笠と刀をつけ、馬上で手綱を取るほぼ等身大の勇ましいものである。同時に松明も作られる。
日暮れの頃、高張り提灯を先頭に、実盛人形、松明と続く虫送りの行列が、鐘・太鼓の響きに導かれ、水田の虫を追いながら、集落内を練り歩く。最後に燃え残った松明とともに、実盛人形を燃え盛る炎の中に投げ込み、昇天させ、行事は終了する。
毎年7月10日に行われた行事であるが、現在は7月上旬に行われる。
- 名称
- 尾張の虫送り行事(オワリノムシオクリギョウジ)
- 文化財区分
- 無形民俗文化財
- 管理者
- 祖父江虫送り牧川実行委員会(ソブエムシオクリマキガワジッコウイインカイ)
- 地区
- 祖父江
- 所在地
- 稲沢市祖父江町
- 指定・登録日
-
昭和59年2月27日指定(常滑市と共通指定)
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