県指定文化財 絹本著色釈迦十六善神像(萬徳寺)
縦140.5cm、横73cm。十六善神図は、本来般若菩薩とその護法の十六善神を配するが、ほとんどは般若に代えて釈迦如来を描き、十六善神には十二神将に四天王を加えてこれにあてている。本図は十六善神図の図像変遷上から、新旧交替期に相当する遺品で、本尊は独尊形で高い台座に結跏趺坐し、前面に天部形の常啼、頭巾を冠った法涌、笈を負う玄獎、深沙太将を配置し、まわりに十六善神が囲集する。釈迦は肉身に金泥を塗り、肉線は朱線の描き起こしで、納衣、袈裟には麻葉・卍・格子など截金文様を飾る伝統的な仏画手法である。制作は、鎌倉時代末期。
- 名称
- 絹本著色釈迦十六善神像(ケンポンチャクショクシャカジュウロクゼンシンゾウ)
- 文化財区分
- 県指定文化財
- 種別
- 絵画
- 時代
- 鎌倉
- 員数
- 1幅
- 管理者
- 萬徳寺(マントクジ)
- 地区
- 小正
- 所在地
- 稲沢市長野三丁目
- 指定・登録日
-
昭和55年10月17日指定
- 平成20年:保存修理
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