県指定文化財 木造南無仏太子像
像高49.2cm、桧材、寄木造、彩色、玉眼嵌入、童形、上半身を裸につくり、合掌、裳をつけて立つ姿で、聖徳太子二才のほとけ礼拝の姿という。南無仏太子は、その作例も多く、鎌倉末から南北朝にかけて多くの遺品が知られている。
可憐な童形であるため、親しみやすく、発願者も少なくなかったであろう。本像は両眼の切れあがったやや強いまなざしをあらわし、相好のできはよいが、裳の両側を強く張って、それに勁直な衣文を刻むあたりは、室町時代に入ってからの制作と考えられる。
- 名称
- 木造南無仏太子像(モクゾウナムブツタイシゾウ)
- 文化財区分
- 県指定文化財
- 種別
- 彫刻
- 時代
- 鎌倉
- 員数
- 1躯
- 管理者
- 性海寺(ショウカイジ)
- 地区
- 稲沢
- 所在地
- 稲沢市大塚南一丁目
- 指定・登録日
-
昭和40年5月21日指定
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