地産地消の取組
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市内産食材の活用
稲沢市では、学校給食における地産地消の取組としてJA愛知西などの協力を得ながら、愛知を食べる学校給食の日など、年3回(6月、11月、1月)の給食週間に市内産の「ミツバ」や「ももかぶ」、「ぎんなんきしめん」などを提供しています。
こうした取組に加え、稲沢高校・稲沢緑風館高校の生徒が無農薬で育てた「サツマイモ」、化学肥料や化学合成農薬の使用削減に取り組むエコファーマー認定を受けた市内農業者が栽培する「茄子」、祖父江町の「ハクサイ」、化学農薬や窒素合成肥料の使用を慣行の50%以下に節減して栽培された「特別栽培米」、有機JAS認証を受けたレンコン、バナナを提供しました。これらの取組は、食の大切さや自然・環境など各学年に応じた食育の理解と関心を深めることに繋がっています。
稲沢市産特別栽培米「あいちのかおり」
特別栽培米は、化学農薬や窒素合成肥料の使用を慣行の50%以下に節減して栽培された環境負荷の少ないお米です。
稲沢市の祖父江町で生産された特別栽培米「あいちのかおり」の新米を提供しました。
稲沢市産特別栽培米「あいちのかおり」
ご飯(稲沢市産特別栽培米)をももかぶの和風和え、ぎんなんきしめん汁とともに提供しました。
有機レンコン
環境負荷が少なく、国の定める有機JAS規格に適合した方法で生産されている「レンコン」を提供しました。こちらは、近隣市で生産された食材になります。
有機レンコン
有機レンコンのきんぴら、稲沢市産特別栽培米「あいちのかおり」と一緒に提供しました。
稲沢高校・稲沢緑風館高校のサツマイモ
「サツマイモ」は、稲沢高校・稲沢緑風館高校の生徒により、農薬を使用せずに生産された、環境に優しいサツマイモになります。無農薬の取組について理解しながら食べてもらうことで、給食を通じた食育の機会となりました。
稲沢高校・稲沢緑風館高校の生徒による収穫の様子
サツマイモ
サツマイモのみそ汁
稲沢のサツマイモ豆乳シチュー
エコファーマー認定農業者の茄子
「茄子」は、市内のエコファーマー認定を受けた農業者が栽培したものになります。エコファーマーとは、持続性の高い農業生産方式の導入の促進に関する法律に基づき、土づくり、化学肥料・化学合成農薬の使用低減に一体的に取り組む計画について、県知事の認定を受けた農業者のことです。環境と安全に配慮した市内産農産物を提供することで、地産地消への関心をより深める機会としました。
茄子
麻婆茄子
夏野菜カレー
老舗米店のぎんなんきしめん
「ぎんなんきしめん」は、市内の老舗米店で生産されています。きしめんにぎんなんが練りこまれているので、ぎんなんの風味を感じつつ、ぎんなんが苦手な児童生徒も美味しく食べることができます。
ぎんなんきしめん
ぎんなんきしめん汁
ももかぶ会のももかぶ
「ももかぶ」は市内農家の「ももかぶ会」が栽培しています。見た目がピンク色で、桃のようなフルーティーな甘さが特徴です。学校給食では「ももかぶ」だけでなく、「ももかぶのきりぼし」も献立に活用しています。
ももかぶ
ももかぶの彩サラダ
祖父江町のハクサイ
「ハクサイ」の中でも今回使用したのは秋、冬に収穫するもので、祖父江町の長岡地区で栽培されています。1玉1玉がとても大きく、ビタミンC、鉄分、カリウム、食物繊維が豊富です。さっぱりした味付けになるように昆布と和えて提供しました。
ハクサイ
ハクサイの昆布和え
平和町のミツバ
「ミツバ」は、平和町で水耕栽培されているものを使用しています。種・定植から40日ほどで収穫できるため、年間を通して安定的に生産でき、稲沢市内に限らずさまざまな地域に出荷されています。
ミツバ
ミツバの海苔酢あえ
平和のミニトマト
平和地区で水耕栽培された「ミニトマト」を使用しています。ビタミン、ミネラル、食物繊維などが豊富で、定植時期を調整し年間を通して栽培されています。
ミニトマト
ちらしずしとミニトマト
有機JAS認証バナナ
令和4年2月8日には、環境負荷が少なく、化学的に合成された肥料や農薬を使用せずに生産された「バナナ」を1人1本提供しました。国の定める有機JAS規格に適合した方法で生産されている農産物で、収穫量が少ないため、貴重な食材になります。