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あしあと

    ようこそ教育委員会へ

    • [更新日:]
    • ID:3621

    2024年は星空がおもしろい!

    広沢教育長

     新しい年、2024年を迎えました。本年もどうかよろしくお願いします。
    新年の話題として、2024年中に起こる、小さな望遠鏡や双眼鏡、場合によってはそれらがなくても十分に楽しむことができそうな天文現象を3つ紹介したいと思います。

    1 ポン・ブルックスすい星が70年ぶりに太陽接近

     ポン・ブルックスすい星は、1812年に発見されたすい星で、太陽の周りを約70年周期で回っています。有名なハレーすい星が約75年の周期なので、それと大差ない周期です。
     4月ごろに太陽に最接近するのですが、どの程度の明るさで見えるかの予想がこのすい星は特に難しく、専門家の予報でも予想される明るさが明示されていない場合も見受けられます。というのは、このすい星は、2023年の夏に、突然予想より大幅に明るくなって、天文学者を驚かせた「前歴」があるのです。(その後は元の明るさに戻りました。)もし、太陽最接近のころ、そのような状態になれば、望遠鏡や双眼鏡がなくても十分に見える明るさにまで達することになります。

    2 ツシンシャン・アトラスすい星が1等級以上の明るさに?

     ツシンシャン・アトラスすい星は、2023年1月に発見されたすい星です。天文ファンの間では、発見直後から大きな話題になっていました。
     このすい星は、9月末に太陽に最接近するのですが、その時の明るさについては、今後標準的な変化をすると仮定すると1等級あたりまで、そして別の仮定を加味した場合には、金星ほどにまで明るくなる可能性があるのです。
     すい星の明るさの予測は大変難しく、実際にどうなるかは実際に見て確かめる以外にありませんが、最近の観測結果を見ると、1等級あたりまで明るくなりそうな結果が出てきており、期待が高まっています。

    3 土星食が見られる!

     土星は、輪がある惑星としてなじみのある惑星です。天体観望会に参加したことのある方なら、望遠鏡で観察したことがあるのではないかと思います。
     12月8日の夕刻に、日本で土星の前を月が通過する、「土星食」が見られます。土星も月も、肉眼で十分見える天体ですが、望遠鏡があれば月と土星が接近していって、ついには土星が隠れて見えなくなる様子がよくわかるだろうと思います。今回の土星食は北日本では見ることができませんが、稲沢市周辺は、土星が隠される時間は短いものの、観察できる区域に入っています。あとは天気の具合だけです。

     2024年は、大変な災害・事故で幕を開けるという悲しい始まり方になってしまいましたが、この先の1年が、多くの方々にとって発展・充実を感じられる、いわば「昇り龍」のような年になることを期待したいと思います。

    令和6年1月
    稲沢市教育委員会教育長 広沢 憲治

    稲沢市役所

    〒492-8269 愛知県稲沢市稲府町1

    開庁時間 月曜から金曜午前8時30分から午後5時15分まで(祝日、休日、年末年始を除く)

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