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あしあと

    段ボールコンポスト(初号機)の記録

    • [更新日:]
    • ID:1996

    平成26年6月16日より環境センター事務所玄関で段ボールコンポストの実験を開始しました。
    段ボールコンポストをはじめる方への参考になればと思います。

    6月16日(準備)

    段ボールコンポストを以下の材料で開始しました。

    1. 段ボール2箱(1箱は厚めのみかん箱などがよい)
    2. ガムテープ
    3. ピートモス(ホームセンター等で1袋500円程度で販売しています。くん炭など他の基材でも構いません。)
    4. 新聞紙
    5. コンクリートブロック2個(箱の下の通気性を確保するもの)
    6. シャツ(防虫カバー用)
    7. スコップ

    (1)なるべく厚めの段ボールを用意し、まず段ボールの底をガムテープで補強します。

    写真:底を補強しだ段ボール

    (2)ガムテープによる補強後、中に破いた新聞紙を敷きつめます。今回はシュレッダーした新聞紙を使用しました。
    その後、別の段ボールで落としぶたを作り、敷きつめた新聞紙の上に置いて段ボールの底を二重にします。

    写真:新聞紙を敷きつめた段ボール
    写真:底を二重にした段ボール

    なお、新聞紙と底を二重にする補強は、底の劣化と水漏れを防ぐためです。

    (3)次に土壌となるピートモスを容器に入れます。(ピートモス以外にも「くん炭」を混ぜて土壌にできるとなおよいです。)

    段ボールの8割程度が土壌で埋まったら、水を入れながら全体がある程度湿るようにかき混ぜます。塊がなくなる程度に混ぜ終わったら、段ボールを閉じ虫の発生を避けるため、防虫カバー(シャツ)をかぶせます。不要になった家庭にある長袖のTシャツの襟口・袖口を縫ったものが用意できるとよいです。

    写真:ピートモスを入れた段ボール
    写真:防虫カバー(シャツ)をかぶせた段ボール

    これで容器は完成です。(Tシャツがなかったためカッターシャツで代用しました)

    (4)地面にレンガを置き、その上に段ボールコンポストを設置します。段ボールコンポストの底の風通しを良くします。

    写真:段ボールコンポストを設置した様子
    写真:設置した段ボールコンポストを上から見た様子

    これで翌日から毎日生ごみを200g程度投入することが出来ます。

    以下の記事では、生ごみの投入記録を記載していますが、記載した内容以外にもバナナ等を投入しています。

    6月17日(投入開始)

    生ごみの投入を開始しました。最初に投入したものは賞味期限が1ヶ月以上切れた納豆です。発酵食品である納豆を最初に投入しておくと発酵がうまく進むと耳にしたため投入しました。

    写真:納豆を投入した様子

    6月18日(うどんを投入)

    うどんを投入しました。なお生ごみを投入する都度、スコップでかき混ぜています。かき混ぜると、翌日にはうどんはなくなっていました。うどんは分解されやすいそうです。

    写真:うどんを投入した様子

    6月23日(お肉を投入)

    生のお肉を1パック投入しました。投入後の臭いが発生しないか心配でしたが、あまり臭うことはありませんでした。

    写真:生肉を投入した様子

    6月24日(白いカビが発生)

    下の画像をよく見ると白いカビが生えています。お肉が原因でしょうか。カビが生えて失敗したと思いましたが、カビが生えるのはむしろ順調に発酵が進んでいる証拠だそうです。臭いもあまりありませんでした。

    写真:カビが生えた様子

    7月14日(サラダ油を投入)

    500mlほどの賞味期間が切れたサラダ油を投入しました。段ボールの底からこぼれ出てこないか心配でしたが、底からこぼれてくることはありませんでした。サラダ油を投入すると発酵が活発になるとのことです。

    写真:サラダ油を投入している様子1
    写真:サラダ油を投入している様子2

    7月17日(コンポスト容器の中を手でさわってみました)

    サラダ油を投入した後なのでべたつかないか心配でしたが、べたつくことはありませんでした。手でかき混ぜてみてわかりましたが、土壌の温度が非常にあがっており、体温以上の温かさでした。(およそ40℃くらい)

    8月11日(最初の段ボールコンポストの状態と比較)

    段ボールコンポストに入れたピートモスの量がだいぶ減ってきました。生ごみを投入しているのに量が増加せず、なぜ減っているのかと思いましたが、微生物が土壌を少しずつ分解しているからだそうです。

    写真:開始時のピートモスの量

    (1)開始時

    写真:2ヶ月後のピートモスの量

    (2)約2ヶ月経過時

    8月13日(凍ったそばを投入)

    冷凍庫で凍っていたそばを投入してみました。土をかぶせて翌日発酵が進んでいるか確認しましたが、発酵はあまり進んでいませんでした。発酵が進むためには、ある程度の温度が必要だということがわかりました。

    写真:凍ったそばを投入した様子

    8月26日(変色したうどんを投入)

    冷蔵庫の中で賞味期限が切れて変色していたうどんを投入しました。かなり傷んだ食材を投入したので分解されるか心配でしたが、問題なく分解されました。腐った食材でもカビが生えた食材でも段ボールコンポストには問題ありません。

    写真:変色したうどんを投入した様子

    8月30日(クッキーを投入)

    クッキーを投入しました。クッキーは糖分が多いので分解が早いかと思いましたが、水分が少ないため、すぐには分解されませんでした。水分が少ない食材は分解が遅いようです。

    写真:クッキーを投入した様子

    12月1日(生ごみの投入終了)

    基材(土壌)のかたまりが多くなり、生ごみが分解されにくくなってきました。段ボールコンポスト終了の目安です。スコップですくってみると、ひげのようなものが確認できました。これは、野菜の繊維のようです。品質には問題ありません。

    写真:基材(土壌)のかたまりが多くなっている様子

    (1)生ごみの投入を終了

    写真:スコップですくっている様子

    (2)野菜の繊維は分解されにくいようです

    12月4日(土と混ぜます)

    生ごみの投入を終え、段ボールの中の基材を土と混ぜます。1ヶ月ほど土と馴染ませると植物が育てられます。堆肥を寝かせず、すぐに使ってしまうと再発酵が始まり、根やけしてしまう原因になります。(植物の根の部分が腐ってしまいます。)

    写真:プランターに入れている様子

    (1)土と混ぜてプランターに入れます

    写真:環境センターの花壇

    (2)余った分は環境センターの花壇へ

    土と馴染ませ、1ヶ月経過後、段ボールコンポストからできた堆肥で何か植物を育てたいと思います。

    堆肥は完成しましたが、生ごみからつくった堆肥で植物を育てるまで更新します。

    1月5日(種蒔き)

    段ボールコンポストで作った堆肥を寝かせておいたプランターにほうれん草の種を蒔きました。花壇の土と生ごみからできた堆肥だけで育てていきます。

    1月28日(発芽)

    寒い日が続き、種を蒔いた時期が遅かったため芽が出てくるか心配でしたが、たくさんの芽ができてきました。
    ほうれん草は順調に育てれば1~2ヶ月経過すると収穫できるようです。

    写真:芽がでたプランターの様子
    写真:ほうれん草の芽

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