熱中症の予防
熱中症警戒アラートの開始
令和3年4月から、熱中症予防に関する情報「熱中症警戒アラート」が新たに全国で開始されました。熱中症警戒アラートは、熱中症の危険性が極めて高い暑熱環境になると予想される日の前日夕方または当日早朝に都道府県ごと(※北海道、鹿児島、沖縄は府県予報区単位)に発表されます。
発表されている日には、外出を控える、エアコンを使用する等の、熱中症の予防行動を積極的にとりましょう。
マスク着用に伴う熱中症に注意しましょう!
新型コロナウイルス感染症対策で、マスクを着用する機会が増えています。また、これから夏に向かい、気温・湿度の高い日が多くなると、熱中症のリスクが高まります。マスクの着用は、のどの渇きを感じにくく、熱中症のリスクが高まります。しかし、新型コロナウイルス感染症予防として、マスクを着用する場合は、以下のことに留意し生活しましょう。
〔マスク着用時の熱中症予防のポイント〕
1 こまめな水分補給
マスクをしていると、のどの渇きに気が付きにくい。
⇒例年以上に意識して、こまめに水分補給しましょう!
大量に汗をかいたときは、塩分補給も忘れなく。
2 涼しい服装、エアコン・扇風機の利用を
マスクにより体温を逃がすことができず、熱がこもりやすくなる。
室内でも熱中症の危険は潜んでいます。
⇒顔から熱が逃げないので、半そで、袖口・裾を絞っていないゆったりした涼しい服装をする等、体の熱を逃がす工夫を。
上手にエアコンや扇風機を利用しましょう。
3 暑さに備えた体力づくり
外出自粛で、暑さに体が慣れていない。
⇒人混みを避けた散歩や室内で身体を動かすなど、汗をかくような適度な運動を習慣にしましょう。
4 体調に合わせて行動を
体調が悪いときは、熱中症のリスクが高くなります。
⇒体調が悪いときは、早めに休みを取り無理をしない。
必ず朝食や水分をとって、活動する。
2歳未満の子どもにマスクは不要、むしろ危険!
公益社団法人 日本小児科医会は、令和2年5月25日に2歳未満の子どもはマスクの着用をやめるべきだとの見解を公表しました。
乳児のマスク使用では、とても心配なことがあります。
・乳児の呼吸器の空気の通り道は狭いので、マスクは呼吸をしにくくさせ呼吸や心臓への負担になる。
・マスクそのものやおう吐物による窒息のリスクが高まる。
・マスクによって熱がこもり熱中症のリスクが高まる。
・顔色や口唇色、表情の変化など、体調異変への気づきが遅れる。
など乳児に対する影響が心配されます。
世界の新型コロナウイルス小児感染症から次のような点がわかってきました。
・子どもが感染することは少なく、ほとんどが同居する家族からの感染である。
・子どもの重症例は極めて少ない。
・学校、幼稚園や保育所におけるクラスター(集団)発生はほとんどない。
・感染した母親の妊娠・分娩でも母子ともに重症化の報告はなく、母子感染はまれである。
子どもの新型コロナウイルス感染症は、今のところ心配が少ないようです。
熱中症ってどんな症状?
気づかず過ごしていると、だんだんひどくなります。
めまい・頭痛・吐き気・体のだるさがあったら要注意
- こんな時は…涼しい場所に移動し、体を冷やしましょう。
(首筋やわきの下、太ももの付け根など太い血管のある部分を冷やす)
水分・塩分の補給をしましょう。 - 回復しない場合は、早めに、医療機関を受診しましょう。
予防する6つのポイント

- 暑さを避ける
できるだけ、炎天下での外出は控える。外出の際は、日陰を選んで、日傘・帽子を。
室内では、クーラーや扇風機の利用を。 - 涼しい服装
通気性がよく、吸汗・速乾性のある衣類を選ぶ。襟元をしめると熱や汗が逃げにくいので、できるだけゆるめて。 - こまめな水分補給
のどの渇きを感じる前に飲む。大量に汗をかいたときは、塩分補給も忘れなく。 - 急に暑くなる日は特に注意
- 暑さに備えた体力づくり
普段から適度な運動で汗をかく習慣を。 - 体調に合わせて行動を
無理をしない。必ず朝食や水分をとって、活動する。
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このページに関するお問い合わせ
子ども健康部 健康推進課 健康推進グループ
〒492-8217
愛知県稲沢市稲沢町前田365番地16 保健センター
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