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三宮社の御武射(サングウシャノオブシャ)

市指定無形民俗文化財
 
三宮社(サングウシャ)
稲沢市大塚南一丁目
平成03.11.01:指定
三宮社の御武射写真

 御武射は旧暦正月12日に行われる。当日の午前中、性海寺境内の林から樫の木を伐ってきて麻の弦を張って弓をつくり、矢は女竹を採ってきて用意する。的は今はベニヤ板でつくるが、もとは網代で3尺ほどの円形になっており、その中央に1尺ほどの円を墨で描き他は白く塗り、裏面に巴文を書く。ここの祭礼で最も特徴のあるのは、長さ六尺、巾二尺五寸ほどの大草履を作ることで、片側のみでも40束余の稲藁が使われる。稲藁で長さ4尺、巾1尺3寸ほどのコモをつくりこれを巻いて、女竹の幣串を縛る。
 的は神社の南の入り口にある東西の幟立石からそれぞれ竹を山形に折って、その頂点に的をさげ、その左右に御幣とコモを広げて垂らす。宮司は射手となり、大草履を履いて祭文殿から拝殿まで進む。氏子総代は弓矢を持って従い、拝殿の東端にまで達すると、宮司は弓矢を受けとり、大草履を履いたまま、南の的に向かい、3本の矢をゆっくり射る。この矢を拾ったものは縁起がよいということで、群衆は競って奪い合う。射終ると的も粉々に割ってしまう。この後、宮司は若者の担つぐ輦台に乗り、大塚村中の田や畠を祓ってまわる。今は一の鳥居のところまで出て、大塚の田畠に向ってお祓いをし、また、神社へ戻って、その入り口でお祓いをして、御武射の神事は終る。現在尾張地方に残っている数少ない射的神事の一つで貴重である。

 

問合先 市役所生涯学習課

最終更新日 平成25年4月1日