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市長あいさつ

 

 先月5日から、10日までの6日間、ギリシャ共和国オリンピア市の6人の中学生やコジャス市長をはじめ10人の訪問団が稲沢市を訪れました。オリンピア市は、ご存じのように古代オリンピック発祥の地であり近代オリンピックにおいては、聖火の採火式が行われる地でもあります。
 今月は、古代オリンピックの起源にかかわるギリシャ神話についてお話します。
 ピサの王オイノマオスは、娘ヒッポダメイアへの求婚者を、戦車競走で負かして殺害したことで知られていますが、それは、ヒッポダメイアと結婚した者に殺されるという神託があったためとも、娘に恋していたためともいわれます。
 タンタロスの子ぺロプスは、すでに12人とも13人ともいわれる犠牲者がいるにもかかわらず、一計を案じてヒッポダメイアに求婚をすることにしました。オイノマオスの戦車の御者を務めるミュルティロスに、自分の味方をしてくれたなら王国の半分を与えるなどのよこしまな約束をし、ミュルティロスもまた、それを承諾しオイノマオスの戦車の心棒に蝋でできたくさびを打ち込みました。求婚者はオイノマオスがゼウスに生贄と祈りを捧げる間、先行することを許されているにもかかわらず、競走が始まると、オイノマオスは猛然と追跡しぺロプスの背面を今まさに突こうと槍を構えました。そのとき、戦車の車輪は外れオイノマオスは転落して亡くなりました。
 ぺロプスは、願いがかないヒッポダメイアと結婚することができましたが、企てに協力したミュルティロスが邪魔になり、殺害してしまいました。その後、願いがかなったことに感謝するため神殿を建てて競技会を開催しました。ぺロプスの没後も競技会は続き、オリンピックの始まりとなったということです。
 ギリシャの神々や、登場人物のなんと人間らしいことでしょう。恋をし、憎み、策をめぐらし、争いをする。私は、それらを好ましく思います。だって、人間ですもの。
 ギリシャ、オリンピアの人たちとこれからもずっと仲良くしていきたいと願っています。

 平成30年8月18日(土)から26日(日)まで、リーフウォーク稲沢にてオリンピック聖火トーチの展示会を開催します。1936年のベルリン大会から2016年のリオデジャネイロ大会まで、夏季オリンピックから24本、冬季オリンピックから6本、パラリンピックから6本の計36本のトーチと採火式の巫女の衣装を展示いたします。
 ぜひ足を運んでいただき、お楽しみいただければと思います。



平成30年8月
稲沢市長 加藤錠司郎(じょうじろう)

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問合先 市役所秘書広報課

最終更新日 平成30年8月1日