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ようこそ教育委員会へ

~教育長室から~  
恒川 武久 教育長

   

広島平和体験活動中学生派遣事業

 これまで5年に1度だった広島平和体験活動中学生派遣事業が本年度から3年に1度になりました。周年が変わった最初の中学生が8月5日から8月6日に広島に出かけ、貴重な体験をしてきました。
 「中学生3年間で1度は、参加する機会を作ってあげたい。在学する仲間が派遣され、その報告を聞く機会を作ってあげたい」との思いから、予算化をし、実施しました。
 この派遣事業の目的として、次の2点が挙げられます。

  1. 平和祈念式典への参加や平和施設等の見学を通して、国際平和への寄与意識の向上と社会平和への関心意欲を高める。
  2. 稲沢市の中学生の代表として、体験活動や調査活動を通して得た内容をまとめ、各中学校において発表していく過程を通して、平和の維持に向けての意識高揚を図るように努める。


 今回の代表生徒18名(各中学校の代表 男女各1名)は事前の活動や当日の活動を確実に行い、見事に目的を果たし、大きな成果を持って帰ってきました。
 ここで、生徒の出発式・帰着式でのあいさつを紹介し、生徒たちの思いを感じ取っていただきたいと思います。

 ・・・出発式・・・
 今年も73回目の原爆の日を迎えます。この原爆で、僕の曾祖父は生死を分ける体験をしました。曽祖父は、海軍に所属しており、原爆投下の翌日に呉港から上陸し、広島に入り被爆者となりました。
 その時、首には銃弾が入って負傷し、広島で治療をし一命を取り留めました。原爆投下後の広島の街は、言葉では言い表せないほど悲惨なものであったと話していたそうです。そんな曾祖父のことを思いながら、平和祈念式典では祈りを捧げてきます。
 また、語り部の方から、当時の様子を聞くことで各中学校の代表一人ひとりが成長するとともに、原爆で亡くなられた方やその家族の方の気持ちに近づける体験ができればと考えています。そして、このような惨劇が二度と繰り返されないように心から祈るとともに、目の前にある「平和」を当たり前と思わず、この平和な世の中をこれからも続けていくために、自分たちに何ができるかを学んできます。各中学校の代表として、この2日間の貴重な体験を有意義なものにすることを誓い。生徒代表の挨拶とさせていただきます。

 ・・・帰着式・・・
 1泊2日という短い期間でしたが、稲沢市の代表として出会った仲間と協力し、無事に帰ってくることができました。
 現地では、「施設見学」や「平和学習講座」を通して、73年前の事実と被爆者の思いを知ることができました。
 これから僕にできることは、平和を大切に思い、毎日の生活を穏やかに過ごす。そして、周りの人を大切に思うことが平和への第一歩であるということを再確認することができました。今回の派遣事業で学んだことを学校の仲間に伝えていこうと思います。
 最後に、素敵な仲間との出会いとこの活動を支えてくださった稲沢市にとても感謝しています。本当にありがとうございました。

平成30年9月        

問合先 市役所学校教育課

最終更新日平成30年9月10日